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かつて、猫や犬と一緒に暮した事はあるのですが、その時のような平穏で微笑ましい生活を思い描いていたのですが…さすが野性の小獣!一筋縄ではいかない!人間によって品種改良などされていないせいか、まったく僕になつかない。この二日間身体を触ることは一切許さない!が、どんな状況下においても確実にご飯(とくにバナナ)には釣られてしまう始末。そして生理現象は常に場外。まいった!まいったが、やはりかわゆい。
昨夜の活動時間のほとんどが、その大きなブラウンの瞳で僕を睨みつけて過ごすだけという結果になったが、今夜はどうなる?
上質なベルベットのように美しい毛並みのこの小獣を、Gabrielle Bonheur Velveteenと名付けることにした。
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昨夜は、部屋を一時間ほど徘徊し突如、ゴミ箱にダイヴ。その後もゴミ箱から落ちそうになってバランスをとろうと慌てふためいたりと、とてもコミカルな一面を見せてくれた。
我が家は吹き抜けのメゾネットになっているのですが、二階の崖っぷち部分から一階にかけて、大と小を連続で投下!ナイヤガラ、イグアス、ヴィクトリアに続く世界の四大滝の誕生の瞬間である。この日ようやく理解したのだが、高い位置から下に向けて投下するのがこの子の仕様。なにか良い解決策を考えなければならない。
昨夜、Gabrielle Bonheur Velveteenのあまりに狂喜乱舞な様と騒音、そして睡眠不足にやりきれなくなった僕は、先日購入した二階建ケージから、以前使用していた小さなケージにこの子を移し、彼女を薄暗い一階に放置し僕は二階のベッドで横になった。その瞬間から僕は多大な後悔と罪悪感に苛まれ、果てには悪夢によって蝕まれる。
ペットは飼主に従順である必要があるのかもしれない…ペットなのだから。躾の為に飼主が怒る事も必要なのだろう。だがしかし、昨夜のこの子は何の落ち度もなければ通常のペットとは相反する。野性の獣は犬や猫などの種と違って躾などムリだという事もわかっている。すべてにおいて僕の罪である。野性の獣を飼っている者はすべからく、その対象に常に従順であってしかるべきだ。そんな当たり前の事を再確認した僕は、昨夜のお詫びに山田養蜂所のハニー・スティック十本セットを買って帰り、今日は朝まで狂気のダンスに付き合うことを心に誓った。
そこで以前から気になっていたのがパピーペン。ワイヤーメッシュ製のスノコが高い位置に付いていて、ブツがスノコをスルーして最下部のトレーに落下する仕様のケージ。これの購入をずっと考えていたのですが踏み切れない理由が二点。まずケージ本体のカラーがシルバーなのに対しスノコ部分がブラック。そしてプレシジョン等と書いたダサいエンブレムが溶接されている。この二点がどうにも許せない。
パピーペンの日本での販売会社東京ペットに、ケージ本体に溶接されているエンブレムを外してもらい、ケージ全体をブラックに塗装してもらうよう交渉しようと考え電話したところ、すでに倒産済み… こうなったら製作会社であるプレシジョンに直接交渉しようと連絡先を調べたところ中国の会社であることが判明。中国語など話せるはずのない僕はとりあえずプレシジョンに国際コール。僕は電話口で「明白日、是不是在?」などと覚えたての中国語で話しかける(日本語が話せる奴はいるか?の意)その返答はもちろん中国語。無論、さっぱりわからない。自ら交渉することを一秒で諦めた僕はすぐさま電話を切り、困った時のアメックスのプラチナ・コンシェルジェにコール。そこで要望を伝えたところ「かしこまりました」と二つ返事。このサービスの良さには毎回驚愕させられる。
それから数日経った本日、エンブレム無し・総ブラックの超クールなパピーペンが我が家に到着。理想のケージとは言わないまでも僕が要望を出した2点はクリアしているので及第点をあげよう。世の中、諦めることなく突き進めばたいがいの物は手に入る。ほどなく新居に引っ越したGabrielle Bonheur Velveteen。このケージの真価はいかに?
実は昨日、久しぶりにバナナを食べさせていたら歯に血が滲んでいたので気になって専門家に聞くことにしました。ぞうきん掛けするキンカジューが居る事で有名な某動物園、そしてキンカジューを国内繁殖している買える動物園として有名な某ペットショップに電話して、我が家のキンカジュー Gabrielle Bonheur Velveteenの状態と食生活を伝えたところ、とてつもない叱咤を返されました。
僕が購入したペットショップのオーナーから聞いて行っていた食事法が間違っていたらしく、一見元気そうな姿とは裏腹に瀕死の状態でした。その食事とはドッグフードにガムシロップをかけて食べさせるというもの。果実ばかりあげてると半年もしないうちにやせ細ってしまって駄目になってしまう、果実を与えるのは月に一回だけということでした。これが全部間違いで、そもそもドッグフードにはアライグマ科の動物にはよくない物質が含まれていて、かつ歯石が溜まりやすいとのこと。そしてガムシロなどを毎日食べていると虫歯になるとのこと。
現在の体重は1.6kg。この数値は一般的なキンカジューの体重の半分以下。そして動物にとって命ともいうべき歯が病魔に冒されていたのです。その原因は名古屋のそのペットショップで半年間、ガムシロ入りのドッグフードを食べさせられていたからです。
我が家に来て最初の一週間僕は果実ばかり与えていました。その後オーナーと電話で話した時に、それは間違っている一蹴されました。毎日ガムシロなんかあげてて大丈夫なのか?という問いも投げかけたのですがその答えは、人間とは糖分の分解力が違い並外れているので大丈夫だと。それを鵜呑みにしてドッグフードを与えていたのですが、さすがにガムシロを使用する事には抵抗があったので、天然の蜂蜜を使用していました。この子はこの半年以上、死ぬ思いで食べたくもない有害なドッグフードを食べて命を繋いでいたのです。
今朝、Gabrielle Bonheur Velveteenは二才という若さで奥歯を四本も失いました。全身麻酔で動けなくなった身体を僕が抱いて先生が治療をしてくれました。歯肉炎、歯槽膿漏、歯石が溜まっていたので、治療するのに器具がちょっと触れただけで次から次へと歯が抜け落ちたのです。注射二本と抗生物質の投与。血まみれになったこの子を抱いていて僕は涙が止まりませんでした。大事な歯を四本も失って、さらには栄養失調状態。今後、投薬治療と食事改善で元気になってくれるだろうけど、長生きしてくれるのか?という問いには、決してYESとは言えないというのが獣医の意見。
初めてこの腕で抱きしめたGabrielle Bonheur Velveteen、ずっと望んでいたその光景がこのような悲劇で叶うことになるとも思ってもみませんでした。悲しみと怒りがどうにも止まらず、購入した名古屋のペットショップに電話。経緯と怒りをすべてぶちまけたところ一向に非を認めない態度にさらに僕は激昂。それでも態度を改めることなく、さらにはそのような話を信じることすらしないので僕は、診断書とこちらの要求を書いたものを内容証明にしてそちらに突きつける旨を報告。その要求とは、不良品であれば本来、同じ物との交換が妥当だが、該当物は生き物なので、簡単に新しいキンカジューとの交換というはあまりにも非人道的なので、販売価格の半額の返金。そして今後そちらでキンカジューを扱う場合はしかるべく正しい飼育法をとること。それが約束出来なければ裁判所へ提訴。そしておまけにその内容証明の中には抜けた歯も同封してやる旨も。さらに動物愛護団体と日本ペット協会と消費者センターへの報告を突きつけた。さすがに態度は急変し非を認めて謝罪していただき、こちらの要求をすべて呑んでくれた。これ以上、同じ過ちが起きる事は防げたが、それがこの子にとって何になるというのか?今後同じ悲劇を繰り返さないように、未来への礎となったと前向きに考えるべきか?
決して懐いているわけではないけれど、この子が駄目だからといって、他のキンカジューを連れてきたらそれでオッケーか?といわれたら、もちろん返事はNO。この子の代わりは他にはいない。そんな当たり前のことと、今までの残酷過ぎるこの子の人生から、今後は一生甘えさせてあげようと、夜もずっとお仕えしようと心に深く刻んだ。
先日、病院に行ってからというもの、性格がまったく変わってしまいました。今までも到底懐いていたとは言えなかったのですが、輪を掛けてますます臆病者になってしまい、灯りをつけているとほとんど寝袋から出てきません。そして一見、元気そうな健康状態も未だ油断が出来ない状態。専門家からは、突然死してもおかしくない状態だとまで言われました。
あの日以来続いている投薬治療(ハチミツ味の粉薬をフルーツにかけるだけ)と食事改善ですが、やはりガムシロで育ったせいか野性のかけらもなくなってしまったのか?本来食べるはずの昆虫などを与えてもまったく食べる事はしません。早く元気になってと祈りながら、あらゆる手を打っています。こんな時、抱きしめることもできないのが余計ツライ。まぁ、当の本人は夜中、今までどおり変わらず暴れまわってますが…
まず食事改善、現在では、お湯でふやかしたモンキーフードにリンゴを摩り下ろしてまぶしたもの。そして、フルーツの盛合せ。バナナ、メロン、無花果、葡萄をそれぞれ小さくカットして粉末状の抗生物質をふりかけたもの。あとは、コオロギ、ミルワーム、ゆで玉子、ミネラルウォーターをケージ内にセットして、好きなものを好きなだけ食べてもらってます。
バナナとブドウは完食するのですが、コオロギ、ミルワーム、ゆで玉子に関しては一切口をつけません。それ以外はちょっとずつ、つまむといったところでしょうか。そのやせ細った身体を、標準体重にまで上げることが目標。とりあえず、食事の躾どうこうより、食べたいものをたくさん食べて元気になってもらいたい。(夜中、二本足で踊り狂ってる姿は、僕の目には元気そのものに映るが…)
それにしてもキンカジュー、ホントむずかしい。たとえば蛋白質を補って欲しくて、モンキーフードとフルーツを細かく刻んでミックスしても、手先が器用すぎるので、その中から、自分が食べたいバナナやブドウだけを選び手で掴んで食べます。犬のように顔を沈めてがっついてくれたら、どれだけ楽だろう…。ゆで玉子は転がして遊ぶし、コオロギは、気に入らないのかポイッと手で投げてしまいます。
そして食費も半端ない金額だが、僕的に『お金や手がかかる子のほうが、かえってかわいい』などといった超ポジティブな答えを導き出すことが出来たので、それはもうオッケー。多分、ペットショップにいた頃には、そういった金銭的な事情もあって間違った食事をとらされていたのだろう。電話で問合せた際、「ファミレスでガムシロをもらってきて、ドッグフードにかけていた」って言ってたし。ペットショップだけにドッグフードは常備されていただろうから。まぁ、どんな事情があったにせよ許されることではない。
今宵は箱入りメロンを買って帰るから、どうか人間嫌いにならないでおくれ。
最初は女の子らしい可愛い柄物のハンモックを縫ってあげたのですが、夜行性のせいか暗い中がお好きなようで、黒いハンモックばかりを愛用。ちなみに素材はフリースなので中はぽかぽかして暖かいです。もう数枚スペアとしてハンモックを作成予定。完成したら喜んでくれるかな。
ペットショップのオーナーの証言から、冬は極寒の中、夏は灼熱の中という、食事だけでなく天にまでその運命を弄ばされていたGabrielle Bonheur Velveteen。我が家に来てからは、ぽかぽかと天国のはず。(いや、天国に逝かれては困る)
一生付き合う覚悟はもちろんあったが、それでもどこか軽い気持ちで飼い始めたキンカジュー。今はこの子が何よりも大事である。どう見ても元気なその姿は、専門家いわくとても危険な状態であるらしく、僕も時間が許す限りこの子のそばにいるようにしています。獣医さんに「元気になった」とお墨付きをもらったら、この子のお婿さんを探そうと考えています。愛しのキンカジュー Gabrielle Bonheur Velveteen。この子の血は絶対に絶やしてはいけない。
脱走犯の逃走経路はいつも決まってイタリア製高級家具カッペリーニのベッドの下。そしてそのベッドの脚をジーッと見つめては手を掛け、クンクン、スリスリしている間に、いつも僕に捕獲され再び投獄される。
この監獄が君の領地だ。
夜中の1時過ぎにそっと寝袋から抜け出し、ケージの中を歩幅にして三歩ぐらいの距離を左右行ったり来たりとウロチョロします。しかも朝まで約5時間も。この子の一日の活動はそれだけ。他には何もしません。
異常なほどのそのウロチョロは、やはりケージに閉じ込められてるストレスからくるものなのか?そう思って放し飼いにチャレンジした日もありましたが、隔たりが無くいくらでも自由に動ける空間でも、同じように三歩ぐらいの距離を左右行ったり来たりとウロチョロ・ウロチョロ。そして朝の6時前には寝袋に入りまた寝ます。一見狂気に満ちたこの行動も何らかの意味があるのでしょうか?
しかも今回の診察は麻酔無しでおこない、その際に先生から、この子を抱くコツを教えてもらいました。かろうじてではあるが、この子を自らの手で抱くことが可能になり、自宅に帰ってからも僕の首に尻尾をグルグルに巻きつけ肩や頭の上で20分ほど過ごしました。この子と触れ合う事は諦めていたので、これにはさすがの僕も頬に涙が伝った。
ケージに戻すといつも通り寝袋に潜み大あくびして眠りについた我が家のキンカジュー Gabrielle Bonheur Velveteen。これからの二人は急速にその距離を縮めていく。
君はまるで水瓶座の少年ガニメデ。無邪気で純粋なその姿はいつだって僕を魅了する。
流星を見つけたら君の名を付けてあげるよ。
これらフルーツをすべて一口サイズにカットし大皿に盛り付けてお嬢様に差し出すと、とても嬉しそうに召し上がってくれます。献立は日替わりで一部が、リンゴ、ナシ、ラ・フランス、ドラゴンフルーツ等に変更されます。食事を盛り付けている光景を友人が見て「超美味そう」と漏していたが、間違いなく美味しいに決まってる。
あと、モンキーフードのリンゴ・ソース掛けも毎晩欠かさずに用意するのですが、こちらはちょっとつまむ程度。コオロギやミルワーム等といった本来キンカジューが好む昆虫類は、お嬢様のお口には合わないのか見向きもしません。
無類のフルーツ好きのキンカジューでも、イチゴだけはアレルギーがあるので与えてはいけません。また、アルコールを飲ますと気が狂ったかのごとく暴れ出すと聞いたことがありますが、お嬢様は常日頃から狂っておられるのでとくに試すまでもないでしょう。
左の写真は我が家に来る前の幼少期のGabrielle Bonheur Velveteen。ちっちゃい頃もやっぱり可愛いい。
でも、お父さんバンビのことは怖いようで、もの凄い勢いで逃げていきます。
Cast
主人公:
Gabrielle Bonheur Velveteen ♀
2007年3月3日生まれ、好物バナナ
その他:
A.N ♂ (使用人)
Paris Hilton ♀ (腐ったミカン)
Baby Luv 不明 (キンカジュー)
Roland Kays ♂ (博士)
Lotus ♀ (キンカジュー)
Gabrielle Bonheur Velveteen ♀
2007年3月3日生まれ、好物バナナ
その他:
A.N ♂ (使用人)
Paris Hilton ♀ (腐ったミカン)
Baby Luv 不明 (キンカジュー)
Roland Kays ♂ (博士)
Lotus ♀ (キンカジュー)